【10周年記念】JBウインドバンドの歩み
- 2016jb
- 4 時間前
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いつもは練習日記をお届けしている本ブログですが、10周年記念演奏会に向けた特別編として、JBウインドバンド発足から現在までの歩みをご紹介します!

私たちJBウインドバンドは、かつて同じ吹奏楽団で活動していた約10名のメンバーによって、2016年にスタートしました。ほとんどのメンバーが長いブランクがあり、中には数十年楽器を手にしていなかった人もいました。そんな中で「また一緒に楽器を演奏しよう」という声が上がったことをきっかけに、それに賛同したメンバーが集まり、結成に至りました。そのため、当初は、吹奏楽団というよりも、楽器のリハビリを兼ねて、仲間内で楽器を練習する事を目的とした集まりでした。
そして、練習の指導および指揮については、発足メンバーが以前所属していた吹奏楽団でアレンジャーとしてお世話になっていた野武先生にお願いをしたところ、活動の趣旨をご理解のうえ快くお引き受けいただき、JBウインドバンドの指揮者としてご指導いただくこととなりました。
ちなみにバンド名の「JB」は「じじい(J)・ばばあ(B)」を意味しています。定期演奏会に来たことがある方はこの由来をご存じかもしれませんね。発足当初は比較的年齢層が高かったことから、ユーモアを込めて名付けられました。現在では若い年代のメンバーも増え、名前の由来からすると、バンドの姿も少しずつ変わってきているかもしれません。

また、ここで、JBの活動を語るうえで欠かせない存在である野武重忠先生についてご紹介します。野武先生は、1941年東京京橋生まれで、鎖国時代に日本人として初めて米国に渡り、日本の近代化に貢献したジョン万次郎の曾孫にあたります。 東京芸術大学器楽科(トロンボーン専攻)をご卒業後、読売日本交響楽団に在団されるなど、長年にわたり第一線で活躍されました。さらに、海外での演奏活動や後進の指導にも尽力されるなど、幅広い分野でご活躍されてきました。先生がトロンボーン奏者として参加されている有名な音源の一例として、東京芸術大学卒業生による大吹奏楽団の『吹奏楽入門』があります。吹奏楽に親しんできた方であれば、一度は耳にしたことのある音源かもしれません。そしてなんと、『ラジオ体操の歌』の伴奏にも演奏で参加されているとのこと! 機会がありましたら、ぜひ耳を傾けてみてください。

このような偉大なご経歴をお持ちでありながら、JBではとても気さくで、ユーモアを交えながら私たちに音楽の楽しさを教えてくださいました。
発足当初は譜面を購入するための資金も十分ではなかったため、指揮者である野武先生の編曲作品を中心に練習していました。人数も少なくブランクが長いメンバーが多かったことから、演奏面でも決して万全とは言えない状況でした。ですが、野武先生のご厚意のもと、メンバーの状況に寄り添いながらご指導いただき、和やかな雰囲気の中で活動していました。


こうして活動を続けていく中で、「より幅広い曲に取り組みたい」「吹奏楽団として活動していきたい」という思いが生まれ、団員の募集を行うようになりました。
ブランクがありながらも「もう一度楽器を演奏したい」「音楽を楽しみたい」という思いを持った方々が加わり、団員が徐々に増えていきました。そして2019年、団として初めてとなる第1回定期演奏会を開催しました。打楽器は全てレンタル、賛助の方のみで構成されるパートもありましたが、多くの方々のご協力を得て、記念すべき第1回目の演奏会を開催することができました。

第1回定期演奏会を開催し、いよいよ吹奏楽団としての活動が本格化し始めた矢先、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が始まりました。JBウインドバンドもその影響を受け、活動は大きく制限され練習がほとんど行えない時期が続きました。こうした状況の中でも、第2回定期演奏会の開催を目指し、工夫を重ねながら活動を続けていき、2022年に第2回定期演奏会の開催に至りました。1度は無観客での開催となりましたが、その後、有観客で第2回定期演奏会を実施することができました。
コロナ禍以降、人々の動きも戻り、団の活動も徐々に活発化していきました。団員も少しずつ増え、団で所有する打楽器も充実してきました。その後は毎年定期演奏会を開催し、多くのお客様にお越しいただいています。また、地域のイベントへ参加するなど、活動の幅も広がっていきました。




そして昨年、第5回定期演奏会を終えて間もない頃、私たちを導いてくださった野武先生がご逝去されました。
記念演奏会に向けて練習も始まっており、先生もその開催を楽しみにされていました。突然の出来事に、団員たちは深い悲しみと言葉にできない思いの中にありました。
この先どのように進んでいくべきか思い悩む中、以前より野武先生を通じてご縁のあった小倉史生先生にご逝去前からお声がけしており、ちょうど練習にお越しいただく予定となっていました。
そうした流れの中で、小倉先生にご指導をお願いすることとなり、野武先生がつないでくださったご縁に支えられながら、現在もJBは活動を続けています。

こうして振り返ると、決して長い歴史ではありませんが、多くの出来事を乗り越えてきた10年であったと感じます。そして、団発足から10年を迎える本年、5月31日に10周年記念演奏会を開催いたします。昨年7月よりJBの指揮者としてご就任いただいた小倉史生先生の指揮のもと、演奏をお送りします。
小倉先生は、東京藝術大学音楽学部(トロンボーン専攻)卒業および同大学大学院修士課程修了。伊藤清氏、首藤健一氏に師事。現在はフリーのトロンボーン奏者としてオーケストラや吹奏楽団等で活動するほか、古楽器であるサクバット奏者としても幅広くご活躍されています。また、フェリス女学院大学非常勤講師も務めていらっしゃいます。

本演奏会では、高津市民合唱団の皆さまとの共演に加え、当団名誉顧問・野武先生の作品を中心に、10周年の節目を祝うとともに、これまでの感謝と追悼の想いを込めたプログラムとなっています。また、本公演は小倉先生と迎える初めての定期演奏会であり、新体制のJBとして新たな一歩となる公演です。
高津市民合唱団の皆さまとの共演では、《ローエングリン》《アイーダ》の2曲を演奏いたします。いずれも野武先生による編曲作品であり、記念演奏会にふさわしい楽曲として先生からご提案いただいたものです。
団員一同、心を込めて演奏いたします。ぜひ足をお運びいただけますと幸いです。




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